共依存ってどういう状態?【アダルトチルドレン】

母親とのねじれを卒業することで
こじれていた親子関係が温かいカタチに変わる

親子愛再生セラピスト 静咲宏美(齋藤ひろみ)です。

(本名は斎藤ひろみ。書く仕事はペンネームで活動しています)


今日は、アダルトチルドレンの方でも

そうじゃない方でも

知らない間にハマってしまい

悩まされる

“共依存”

についてお話していきます。

“共依存

「依存する人」「依存される人」とで成り立っている

例えば、アルコール依存だったら、依存する対象は「アルコール」共依存だったら依存する対象は「人」となります。

だから、「依存する人」には依存される人」が必要です。

「依存される人」がいないと「依存する人」は依存できません。

両方がいることで、はじめて成立するのが「共依存」なのです。

では、「依存する人」「依存される人」とは

それぞれどういう状態の人なのでしょう?

「依存する人」の心の状態は?

とっても簡単にいうと

「依存する人」は人に頼る気持ちが強く

次のような行動が多いです。

・自分にとって大事なことでも自分で決められず、人に決めてもらう

・自分に責任あることも、全部周りのせいにする

・特に怒りの感情を自分で制御できず、周囲に八つ当たりする

もっといろいろありますがカンタンに言うと

このような特徴があります。

このような人、自分の周りにも1人や2人、いらっしゃいませんか?

では、逆に

「依存される人」はどんな状態の人?

「依存される人」は次のような考えを持ち、行動することが多い人です。

・あの人は、私がやってあげないとダメになる、と思っている

・全て自分に責任がある、自分が悪いと感じる

・他人の要望に応えないと、罪悪感を感じる

 (他人の要望に応えることで、自分の存在価値を感じたい

具体的な例でいうと

引きこもりの息子を持つお母さんが

息子に必要とされることで、自分の存在意義を見い出せるので

無意識に自立を引き止める言動をしてしまう

とか

DVをする彼氏なのに

私がいないと彼はダメになってしまう、と思い

離れられない

などという場合もあります。

こんなふうな状況じゃなくても

もっと身近な例を出すと


グループで集まってお出かけする待ち合わせに

A子さんが遅刻してきました。

そうしたらB子さんが

「やっぱり私が電話すればよかったね。気が付かなくてごめんね」

と言いました。

するとA子さんは


「そうだよ。B子が電話してくれないから私は遅刻したんだよ。もっと気を利かせてよ」

と言いました。

さて、ここで何が起こっているかおわかりでしょうか?

 
そう、A子さんとB子さんの間に、共依存関係が成り立っています。

 

A子さんは、「依存する人」

自分の責任を他人に押し付ける人です。

B子さんは「依存される人」

何でも自分が悪いと思い

他人の責任をも、自分のものとして引き受ける人です。 


                   

A子さんの遅刻はB子さんのせいになっていて

今後A子さんが遅刻するかどうかは

B子さんにかかっている、となってしまいました。

このようなことは、結構ありがちですよね。
友人関係ではもちろん、職場でもありそうです。

どうでしょうか?

共依存について、少しでもピンと来ていただけましたか?

気づかないうちにそういう関係になってしまうのが

共依存の怖いところ

まずは、自分がどっちの立ち位置になることが多いのか、

自分事として考えてみてくださいね。

それに気づければ抜け出すことができます。

抜け出せると、アダルトチルドレンもかなりの割合で解消していけます。

次回は共依存の、特に「依存される人」がどういう対処をしていけば、その苦しみから抜け出せるのかについてお話したいと思います。

(今日のブログは、【藤木ミホさんの「大阪イチやさしいNLP教室」心理学講座からカウンセラー起業までをトータルサポート】の記事を参考にさせていただきました。

最後までお読みくださり、ありがとうございました。